interview
【出展者インタビューvol.2】コスメディ製薬 様
2024年度の展示会に出展いただいたコスメディ製薬様。
前回の展示会では、保湿力の高いマイクロニードルのスキンケア商品や唇用の商品がドバイの女性の注目を集めました。
展示会を通じて多くの企業から問い合わせがあり、出展の目標としていた代理店契約に繋がり、販路が拡大したとのこと。
そんなコスメディ製薬様にインタビューをしてきました!
――コスメディ製薬様の事業内容について教えてください。
コスメディ製薬は、経皮吸収システムの基礎研究を行なう京都薬科大学発の創薬ベンチャーとして2001年に創業し、経皮吸収の基礎研究で培った技術をもとに医薬品、化粧品および医療用粘着製品を開発する製薬メーカーです。世界で初めてマイクロニードル化粧品を製品化するなど、経皮浸透技術を応用したオリジナル化粧品を開発・製造・販売しています。
マイクロニードルや医療用粘着剤の技術はかなり特殊となり、この技術を持っている企業は世界的に見ても少なく、大手化粧品メーカーからもOEMとして製造委託を受注しています。
前回のドバイでの展示会には、世界初の技術を駆使して開発したコスメディ製薬 自社製品を出展しました。
――マイクロニードルの技術で、どのようなことが可能になるのでしょうか?
インフルエンザのワクチンは、分子量が大きく、注射を使わないと摂取できません。マイクロニードルの技術を医療用に転用し、注射針を使わず薬剤を投与していくことができます。
コスメディ製薬の目標は、注射針をなくす世の中を作り、注射で泣く子を、ゼロにすることです。
――展示会への出展を決められたきっかけは何ですか?
京都府からの紹介で展示会のことを知り、中東地域での販路拡大を検討していたことから、中東ドバイから発信する新規市場開拓の足がかりになること、また支援の活用を含め参加を決めました。
今後も、コスメディ製薬の技術力をアジアだけでなく、世界に向けて提案を行っていきます。
――実際にドバイに行ってみて、どんな印象を受けましたか?
ドバイには、アラブだけでなく、さまざまな国の方がいて、ビジネスチャンスを感じました。展示会の来場者も国籍がさまざまで、わざわざUAE以外の国からこの展示会に向けて来る人もいます。ドバイは、アジアと他の地域を繋ぐハブになる場所で、いろんな人・国と交流できる場所という印象が強く残りました。
実際に前回の展示会で縁があった代理店から、ドバイを中継地点として発信し、他の国へ自社製品の販路を拡大することができました。
――出展に向けてどんな準備をされましたか?
提案するパンフレット・ポスターなどのツールはほぼ英語版を制作しましたが、日本製とわかっていただくために、あえて日本語のツールを残し、計画的に実行をしました。
次回は、ペーパーレスにしてQRコードで進めていきます。
――会場であるワールドトレードセンターもペーパーレス化を推進していて、名刺も渡さずにワッツアップでつながる文化があります。
ドバイもその他の地域の人も、スマートフォンを持って話をしていました。そのようなことも実際に目にすることができ、いい勉強になりました。
――展示会中の営業活動で、目指していたゴールなどはありましたか?
良い代理店を見つけることをゴールにしており、実際に目的が達成できました。十数社ほどから取引希望の声がかかり、その中から、実際に訪問をして、今の代理店と契約ができました。
展示会出展は大成功だったと自負しています。
また同時に、良い情報収集もできました。ドバイに行く前にマーケットリサーチをしていましたが、実際に現地へ着くと日本との大きな違いを感じました。
展示会では、日本で人気の商品ではなく、他の商品へのお問い合わせが一番多く、かなり驚きました。日本人とは商品に対して興味を持つ順番も異なるため、勉強になりました。
――展示会での反応はいかがでしたか?
どの商品に対しても「どこで買えるのか?」「ぜひ欲しい」という声が多く、次回の展示会も楽しみです。次回の出展は、更にビジネス拡大を目標としていきたいです。
日本製はドバイでも信頼があり、良いイメージを持ってもらえています。
定期的にドバイの代理店と話を進めており、今後お客様の手元に商品が実際に届いていきます。取り扱いの国も増えていき、とてもありがたいです。
――貴重なお話をありがとうございました。次回のご出展も楽しみにしています!
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